韓国語の尊敬語 「尊敬語」は韓国語で「존경어」という。韓国語にも尊敬語がありますが、日本語のように尊敬語、謙譲語、丁寧語とそれほど細かく分かれていません。また、韓国は日本と違い、「絶対敬語」といって目上の人に対しては無条件に敬語を使用します。日本では、身内は下げてというのが常識ですが、韓国ではその必要はありません。例えば、社外の人に自社の社長の話をするときも、知人に両親の話をするときも常に社長や両親に尊敬語を使います。
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敬語 基本的な敬語は、語幹+(으)시다で作ることができます。語幹にパッチムがある場合には~(으)시다、パッチムがない場合には~시다をつけます。 また日本語の~ですにあたる~이다も敬語にすると、~이시다となる。
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※ㄹ語幹はㄹパッチムが脱落するので注意すること。
例)알다(分かる/知る)→ 아시다(ご存知だ) 살다(住む)→ 사시다(住まれる) 울다(泣く)→ 우시다(泣かれる) また、さらに状況に合わせて語尾を活用させます。 |
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敬語を用いる場合は、基本的には終止語尾も丁寧な表現を使うので、습니다体や해요体を用いる。
【습니다体】 습니다体に関してはパッチムがない場合には-ㅂ시다、パッチムがある場合には、-으십니다がつく。 例)가다(行く)→ 가십니다(行かれます) 앉다(座る)→ 앉읍니다(お座りになります) 【해요体】 해요体に関しては、パッチムがない場合には-세요、パッチムがある場合には、-으세요がつく。敬語の場合も해요体同様に勧誘表現や丁寧な命令形、疑問文など様々な場面で使われる。あいさつ言葉の안녕하세요(こんにちは)や드세요(どうぞ/召し上がれ)などもこの活用をしたもの。 例)가다(行く)→ 가세요(行かれます/行かれてください/行かれますか) 앉다(座る)→ 앉으세요(座られる/お座りください/座られますか) 선생님이다(先生だ)→ 선생님이세요(先生でらっしゃいます) 이름이 뭐예요?(名前は何ですか)→ 성함이 어떻게 되세요?(お名前はなんとおっしゃいますか) |
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例外の敬語 基本的な敬語の作り方とは違う、例外の敬語もいくつかあります。こちらは、特に規則はなくそのまま覚えるしか学習の方法はありません。
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名詞や助詞の敬語 日本語でも名詞に「お」や「ご」を付けるように韓国語も名詞の丁寧な言い方や助詞にも敬語が存在します。こちらもまた特に規則はないので、対にして何度も繰り返し読みながら覚えましょう。
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