386世代
386世代(삼팔육세대、サムパルユクセデ)とは、1990年代に30代という意味の「3」、大学生として学生運動を行った1980年代の「8」、1960年代生まれの「6」。この世代は進歩主義的な傾向が強いとされ、80年代当時民主化運動や学生運動に参加し国家保安法違反で検挙されたものも数多い。
70年代末期には朴正煕大統領の長期にわたる軍事独裁政権が崩壊し、民主化ムードが続く中で1980年には全斗煥政権により、5.18光州民主化運動への弾圧が行われた。1987年6月には学生による反政府デモが高まりをみせ(6月民衆抗争)、大統領候補の盧泰愚が民主化宣言を発表することになった。この一連の流れのなかで、民主化運動やデモに参加していた若年層の世代のことをいう。 経済な面では漢江の奇跡(한강의 기족)とよばれる高度成長を経て、1988年のソウルオリンピックの時期である。景気が良好だったため学業に専念せず、学生運動を行っていても就職が容易だったともいわれる。2000年代には、彼らが40歳代を迎えたため486世代(사팔육세대、サーパリュクセデ)ともよばれ、社会を担う中心世代となった。 |