訓民正音
世宗大王(세종대왕:在位1418-50)が漢字の読めない庶民の為に作ったハングル(한글)の原理や使用に関して説明した解説書。1446年に公布された。韓国の国宝第70号に指定され、1997年にはユネスコ世界記録遺産にも登録された。韓国では古くから中国からの한자(漢字、ハンチャ)を使ったが、多くの人々がより簡単に文字を使えるようにするため、朝鮮第4代王の世宗大王(세종대왕:在位1418-50)が学者らを集め、1443年に現在のハングルのもととなる「訓民正音(훈민정음:国民に教える正しい音)」を完成させた。つまり、作られたときは「訓民正音」(훈민정음)と呼ばれたが、日本による植民地統治時代(1910-45)、民族意識に目覚めたことによって「ハングル」(意味:偉大な文字)と名づけられた。
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