「韓国語 文法」は韓国語で「한국어 문법」という。

韓国語文法（한국어 문법）は、韓国語の文を正しく構成するための規則やルールです。文法は、語順、動詞や形容詞の活用、助詞の使い方など、韓国語を効果的に使うために必要な基礎知識です。ここでは、韓国語の文法の基本的な構造を簡単に説明します。

1. 語順
韓国語の基本的な語順は、**SOV（主語 + 目的語 + 動詞）**です。日本語と同じように、動詞が文の最後に来るのが特徴です。
例文:
나는 책을 읽어요.
（私は本を読みます。）
主語（나는）+ 目的語（책을）+ 動詞（읽어요）

2. 助詞（조사）
韓国語には助詞（助詞）が非常に重要な役割を果たします。助詞は名詞に付けて、名詞が文の中でどのような役割を果たすかを示します。

が / は: 이 / 가
그 + 가 → 그가（彼が）
책 + 이 → 책이（本が）

を / を: 을 / 를
책 + 을 → 책을（本を）
사과 + 를 → 사과를（リンゴを）

に / へ: 에
학교 + 에 → 학교에（学校に）

と: 와 / 과 / 하고
친구 + 와 → 친구와（友達と）
책 + 과 → 책과（本と）

3. 動詞・形容詞の活用
韓国語の動詞や形容詞は、文中での役割によって活用（変化）します。特に、文末で動詞が活用し、丁寧さや時制を示します。

基本形（辞書形）
動詞: 가다（行く）
形容詞: 예쁘다（きれいだ）
現在形（ます形）

가다 → 가요（行きます）
예쁘다 → 예뻐요（きれいです）
過去形

가다 → 갔어요（行きました）
예쁘다 → 예뻤어요（きれいでした）
未来形

가다 → 갈 거예요（行くつもりです）
예쁘다 → 예쁠 거예요（きれいでしょう）

4. 尊敬語と敬語
韓国語では、相手に対する敬意を示すために、動詞や形容詞の活用を変えることがあります。これは尊敬語（높임말）や丁寧語（존댓말）に関連します。

丁寧語:
가다 → 가요（行きます）
예쁘다 → 예뻐요（きれいです）
尊敬語:

가다 → 가세요（行かれますか？）
예쁘다 → 예쁘십니다（きれいです）

5. 時制
韓国語では、動詞が現在、過去、未来の時制に活用します。

現在形: 今していること

가다 → 가요（行きます）
過去形: 過去にしたこと

가다 → 갔어요（行きました）
未来形: 未来にすること

가다 → 갈 거예요（行くつもりです）

6. 否定形
韓国語の動詞や形容詞には否定形もあります。これにより、否定の意味を文に加えることができます。

動詞の否定形:

가다 → 가지 않다（行かない）
먹다 → 먹지 않다（食べない）
形容詞の否定形:

예쁘다 → 예쁘지 않다（きれいではない）

7. 疑問文
疑問文を作るには、文の最後にか？に相当する言葉をつけます。-아요/어요や-습니까/습니까?など、いくつかの方法があります。

普通の疑問文:

가요?（行きますか？）
먹어요?（食べますか？）
丁寧な疑問文:

가세요?（行かれますか？）
먹으세요?（食べられますか？）

8. 接続詞
文と文をつなげるための接続詞も重要です。これにより、意味がより明確になります。

そして / それで: 그리고

책을 읽어요. 그리고 공부도 해요.
（本を読みます。そして勉強もします。）
しかし: 하지만

배가 고파요. 하지만 시간이 없어요.
（お腹が空きました。しかし、時間がありません。）

9. 比較と最上級
比較や最上級を使うことで、物事を比較することができます。

比較級: 더（より）

이것이 더 맛있어요.（これの方が美味しいです。）
最上級: 가장（一番）

이것이 가장 맛있어요.（これが一番美味しいです。）

10. 命令形
命令形は、他の人に何かを頼んだり指示をしたりする時に使います。

가다 → 가세요（行ってください）
먹다 → 먹으세요（食べてください）