「就職活動」は韓国語で「취직 활동」という。日本語の「就職活動」の直訳に当たり、韓国ではほとんど使用されていない。これに近い言葉は취업준비(就業準備)である。この語には企業の採用に関わる書類作成や自己分析、面接準備のほか、広義には就職を目指すための語学習得や能力開発が含まれる。韓国では大学生・大学院生等の採用に関しては大企業を中心に新卒一括採用のシステムがあるが、中小企業ではその時の人員の状況に応じて通年採用するため、学生のなかでも適宜就職が決まっていく。新卒者は正社員(정직원)ではなく、インターンや契約社員(계약직)として仕事が決まることも多い。特に1997年のアジア経済危機以降、雇用の流動性が相対的に高まっており、実際に早期退職者が多いといわれる。
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