「外来語」は韓国語で「외래어」という。韓国語の語彙は「固有語」「漢字語」「外来語」に分けられる。英語由来の外来語ではF音を프で発音したり(例:France=프랑스)、現代のハングルでは長音を表記しないこともあり、日本で使われている外来語とは大きく異なって聞こえる単語も多い。外来語は規則どおりではなく、複数の表記が使用されているものもよくある。また、日本統治時代に入った言葉が現在も外来語として使われているほか、現代の日本語とは意味に相違が見られるものもある。日本語由来の外来語としては、와리바시(割り箸)、쓰리(スリ)、노가다(土方:土木作業員のこと)、찌라시(チラシ)、엥꼬(エンコ:ガソリンが切れること)などがある。
|
||
外来語のハングル表記 「f」の音は「ㅍ」で表す。「z」の音は「ㅈ」で表す。 「r」と「l」は区別せず「ㄹ」で表す。 語頭の「g・d・b・j」はそれぞれ「ㄱ・ㄷ・ㅂ・ㅈ」で表す。 音節の頭の「p・t・k」は激音「ㅍ、ㅌ、ㅋ」。 短母音に続く音節末の「p・t・k」は「ㅂ・ㅅ・ㄱ」。 語中の「l」(エル)は流音「ㄹㄹ」。 音節末の「sh」は「시」。 語末あるいは子音の前の「s」は「스」。 |