「工場労働者」は韓国語で「공돌이」という。工場労働者の男性を蔑んでいう言葉。1960~70年代における工業化のなかで生まれた言葉で、当時の新造語である。この語の背景には儒教(
유교)の影響で肉体労働を嫌う風潮があることもこの言葉に影響していると考えられる。本来は現場で働く労働者のことを意味するが、大学で工学を専攻する男子学生たちのことを指すこともあり、学生自らが自らを自虐的に、または愛称として「공돌이」と呼ぶことがある。工場労働者や工学専攻の女性のことを「
공순이」というが、工学科に通う学生は圧倒的に男性のほうが多い実情がある。