「性差別」は韓国語で「성차별」という。韓国は日本同様に性役割意識が強い社会である。朝鮮時代から続く儒教の影響で「男女有別」という考えが根強く残っていることも一つの理由とされる。現代では職場内でも男女差別が問題視される。男性の場合は労力の大きい仕事が多いことや、長時間労働への不満を持つが、女性は業務のなかで雑用が多く、昇進や待遇に不利益が生じることなどを差別として考える傾向にある。一方で、韓国では韓国初の宇宙飛行士が女性であったり、女性の政界進出が進んだり、女性大統領が誕生したりと、女性の社会進出も注目される。
|