「何でも出来る完璧な息子」は韓国語で「엄친아」という。엄친아(オムチナ)は「お母さん」という意味の엄마(オムマ)、「友達」という意味の친구(チング)、「息子」という意味の아들(アドゥル)の頭文字が合わさって出来た造語。「お母さんの友達の息子」という意味だが「なんでもデキる完璧な男の子」「いくら頑張っても勝ち得ない存在」という意味で使われる。
お母さんが家庭で話す会話には、いつも「よくデキる」子が登場する。親が「私の友達の息子の誰それは、勉強もできるし…」と話すことで、子どもは他人と比較されることに嫌気がさす。つまり本来は「お母さんが話す、友達の息子の話はいつも優秀だ」という意味で、この言葉の使用頻度が増えるにつれて、完璧な子という意味で使われるようになった。家柄も学力も高い芸能人に対してよく使われる。 例)オムチナ(엄친아)の例 「勉強が出来て性格もよく、何でも出来る完璧な人」 「何でもできちゃう完璧な男の子」 「母親たちが考える何でもよくできちゃう完璧で理想的な男の子」 「スポーツ万能、勉強も上手でもてもての人を称する言葉」 「親が思う、完璧で理想的な息子のような男」 |