「パワハラ」は韓国語で「갑질」という。強い立場の人が立場を利用して弱い立場の人に不利益や不快を与える行為をいう。갑질(カプチル)とは、갑(甲、強い立場)+질(行為を表す接尾語)で、お金や権力などで優位に立つ側の「甲(갑)」が、弱者の「乙(을)」に不当な行為を要求・行うことなどの概念をいう。
2014~2015年ごろから韓国メディアで大きく取り上げられている甲乙関係における「甲」の横暴や高圧的な態度のことである。多くの契約書は「甲」の側が一般的に雇用主や発注する側であって、「乙」とは本来対等な関係であっても、甲が優位な立場であることが多い。 日本のマスメディアでも話題になった2014年の大韓航空の「ナッツ・リターン事件(땅콩회항)」が代表的な事件である。日本語でいうと、パワーハラスメント(パワハラ)やモラル・ハラスメント(モラハラ)に近い。 |