「おかず」は韓国語で「반찬」という。韓国の食卓では白米や五穀米などのご飯と、メインとなるスープが基本となり、キムチやナムルにくわえ、煮物、蒸しもの、炒めもの、焼きものなど数種類のおかずがひとつひとつ小皿に盛りつけられる。五行思想に基づいた五味、五色を取り入れ、バランスよく配置される。パンチャンとして調理される食材は季節にあわせた野菜や山菜、海産物や肉類などさまざまである。これらのおかずは食卓を囲む人が皆でつつきあう。食堂ではパンチャンのおかわりが無料である。
食堂ではおかずが無料で提供されるため、しばしば食べ残しが問題になる。そのためおかず一つ一つに料金を課すことがこれまでにも議論されており、その方式を採用する食堂もあるが、実際にはあまり定着しないのが現状である。
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